2004年

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冤罪を創る人々vol.28

2004年09月28日 第28号 発行部数:246部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

「スケコマシ」考 -その3

先日、ボーっとしてテレビのワイドショーを見ていたところ、ある男性タレントが離婚会見を長々とやっており、しかも生中継で流されていました。  その三十歳台の二枚目タレントは、会見の席でなんだかとても怒っているようでした。芸能人は自らのイメージを大切にするために、テレビカメラを前にするとかなり腹を立てている場合でも、意識的にセーブするのが普通です。  しかし、この人は違っていました。顔がひきつるくらい激 […]

050 起訴.

****8) 起訴 一、 平成8年3月7日。私の獄中ノートから引用する、 ― 「今日、法人税法違反で起訴されるだろう。ここからいつ出ることができるか。そろそろ身体が限界だ。義歯が昨日はずれた。片方でしか食べられなくなった。」   「一体、どのような形で起訴するのだろうか。事務所のことはどうしたらいいか。でも、しようのないことだ。ゼロ、いやマイナスからの出発ということか。どのように乗り切っていくか。 […]

冤罪を創る人々vol.27

2004年09月21日 第27号 発行部数:244部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

「スケコマシ」考 -その2

広辞苑の説明では納得できませんので、我が家にある一番デッカイ“日本国語大辞典”(小学館)にあたってみました。これには、“スケコマシ”-「女をものにすることをいう。てきや仲間の隠語。(隠語全集)」とあり、もともとテキヤ(大道商人)仲間の言葉であったことまでは分かったものの、広辞苑と五十歩百歩で、どうも今ひとつピンときません。   それではと、新明解さんをひいてみたところ、スケコマシはなかったものの、 […]

049 本件逮捕

  ****7) 本件逮捕 一、 平成8年2月16日、午前8時半ごろ、一番に風呂に入らされた。この日、検察庁に行く予定という。  午前9時半、松江地検に連行され、本件の法人税法違反容疑で再逮捕される。  午前10時9分、被疑者弁解書なるものを作成。  「全て検察の捏造であり、いいがかりである。当然、無罪である。」と申し向け、署名指印。 二、 「君達は、こんなごまかしをよくやるね。検事としての誇りが […]

048 マスコミ報道の実態

  ****6) マスコミ報道の実態 一、 平成8年1月26日の逮捕を待っていたかのように、マスコミ各社は、全国版で、検察当局が捏造した犯罪を、あたかも確定した事実であるかのように一斉に報道した。 二、 大半のマスコミが、検察側の発表もしくはリークにもとづいて報道しており、マスコミ独自の判断を放棄した検察側情報のタレ流しに終止した。 三、 マスコミによってなされた荒唐無稽な報道の極めつけは、私が脱 […]

冤罪を創る人々vol.26

2004年09月14日 第26号 発行部数:243部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

「スケコマシ」考 -その1

中江滋樹氏のまわりには、ユニークとしか言いようのない人物がかなり集まっていました。その中でも、ピカ一であったのがS.Sなる人物でした。   年は中江氏よりは上で、私よりは下、といったところですから、私が出会った頃のS.S氏は30歳の前半でした。  背はそれほど高くなく、痩せ型の貧相な男で、定職もなければ資産もない、いわばプータローでした。私は、S.S氏に会うたびに、「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる“ね […]

047 捏造された勾留理由

  ****5) 捏造された勾留理由 一、 売買が仮装ではなく、真実のものであるとあらゆる面から完全に証明された現在、検察が私の保釈を認めてはいけない理由とした挙げた数々の事柄が、いかに想像を絶する捏造であったか明らかになった。  今の時点で、7回前後行った保釈請求と保釈に反対する検察の意見書等を改めて読み返してみると、私を保釈させない為に、嘘に嘘を重ね、裁判官をなんとかして騙そうとしている検察官 […]

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