冤罪を創る人々vol.6
- 2004.04.27
- メールマガジン
2004年04月27日 第6号 発行部数:203部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
フォレスト・コンサルタンツ
2004年04月27日 第6号 発行部数:203部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
****2)初日のマルサ動員状況 -[第一勧業銀行松江支店] 五人。E.S氏、柏支店より呼びつけられる。 -[コスモ証券松江支店] 二人。Y.H氏、鳥取空港から引き返す。 -[農林中央金庫松江支店] 二人。 -[山根会計事務所] 十人。 -[山根自宅、車(シーマ)] 七人。 -[ビジネス情報サービス] 五人。 -[島根総合研究所] 五人。 -[職員大原輝子自宅、大原輝子貸金庫] 二人。 -[職員古 […]
***2.強制調査 ― 国犯法による捜査 ****1)強制調査初日 ― 平成5年9月28日(火) 一、 朝8時20分、私は、下着姿で、キッチンテーブルに向かい、K.Aの件に関する書類を作成していた。 玄関のチャイムが鳴った。 二、 「広島国税局です。」 「何の用か?」 「とにかく玄関を開けて下さい。」 三、 数人が玄関にいる。ただごとではない異様な雰囲気である。 玄関を開ける。背広姿の男が […]
飯塚さんが不撓不屈の精神の持ち主であるとすれば、似たような経験をした私は、二つの”不”を取り除いた、「撓(とう)にして屈(くつ)」なる生き方をしてきたと言えるようです。 八年前、冤罪によって逮捕勾留されたとき、大きなショックを受けたことは事実です。これまでの路線が大きく変わることは当然考えました。 国家暴力が牙をむいて私に襲い掛かってきたとき、私は大きく撓(たわ)み、屈(くっ)したのです。拘 […]
2004年04月20日 第5号 発行部数:202部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
***1.「マルサの女」の世界 ― その虚像と実像 ― 一、 「マルサ」 ― もともと国税の内部用語にしかすぎなかったこの言葉を一躍有名にしたのは、昭和六十三年に公開された伊丹十三監督の映画「マルサの女」であった。映画は大ヒットし、「マルサ」はその年の「流行語大賞」に選ばれ、一般に浸透していった。 二、 これを契機として、マルサ(査察)に関するルポルタージュ風の読み物が数多く世に出ることとなった。 […]
2004年04月13日 第4号 発行部数:201部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942年 […]
高杉良さんは、飯塚毅さんのドキュメントの表題を「不撓不屈」とされています。 「不撓不屈(ふとうふくつ)」-広辞苑によれば、”困難にあってもひるまずくじけないこと”という意味です。 この言葉の意味を更に考えるために、漢字の通りに”撓(たわ)まず、屈(くっ)せず”と読んでみます。 撓む、屈するは、それぞれ、・撓む =おされてまがる。しなう。ゆがむ。・屈する=かがめる。縮める。折り曲げる。 の意 […]
***7.原処分庁(益田税務署)による課税の取消し 一、 平成15年3月24日、原処分庁は、組合に対して法人税以外の更正処分の通知をし、全ての課税を取り消した。尚、法人税及びそれに伴う重加算税、過少申告加算税の取り消しについては、不服審判所の裁決ですでに取り消されている為、原処分庁による取り消しはなされていない。 二、 平成15年4月14日までに、押収されていた76,633,849円が、還付加 […]
***6.不服審判所の裁決 一、 平成15年3月11日、組合が行っていた審査請求について、国税不服審判所(所長 成田喜達)は、マルサの指示によって原処分庁(益田税務署)が行った更正処分(税金の追徴のこと)の全てを取り消す裁決を行った。 64ページに及ぶ裁決書は、原処分庁の弁明を詳細に取り上げたうえで、全て事実無根として退けた。 二、 第二審の確定判決を踏襲しており、当然の裁決ではあるが、国税 […]