飯塚事件について -その2

 高杉良さんは、飯塚毅さんのドキュメントの表題を「不撓不屈」とされています。

 「不撓不屈(ふとうふくつ)」-広辞苑によれば、”困難にあってもひるまずくじけないこと”という意味です。

 この言葉の意味を更に考えるために、漢字の通りに”撓(たわ)まず、屈(くっ)せず”と読んでみます。

 撓む、屈するは、それぞれ、
・撓む =おされてまがる。しなう。ゆがむ。
・屈する=かがめる。縮める。折り曲げる。

の意味を持っています。(それぞれ広辞苑)

 従って、不撓不屈とは、どのようなことが起ころうとも、一歩も引かずに、真正面から堂々と立ち向かっていくことを表しています。



 高杉さんの描く飯塚毅さんはまさにこの言葉がぴったり当てはまっています。

 若い頃から、禅の高僧に師事され、ドイツ哲学にも通暁されている飯塚さんだからこそ言える言葉なのでしょう。

 似たような体験をした私の場合はどうでしょうか。この本を読んだ私の知人が飯塚さんは私にそっくりだと評しました。本当にそうでしょうか。



 確かに、商業高校出身であることとか、税務署に言いたいことを言って睨まれ、その挙句公務員から犯罪的なイジメを受けたことはよく似ています。

 しかし、私と飯塚さんとは決定的に違うところがあります。それは、私が決して不撓不屈ではないからです。

 私の場合は、二つの”不”を取り去った、撓(とう)にして屈(くつ)、-この言葉がピッタリである考えています。

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