司馬遼太郎と空海 -その8
- 2004.08.10
- 山根治blog
作家は、空海の人生の折々にかいま見られる言動をもとに、空海が世間的才覚にたけていたとし、「ずるい」人物であったとしばしば述べています。また、決して淡白な男ではなく、むしろ、並外れて執念深い性格であったとし、「もし空海が大山師とすれば、日本史上類のない大山師である」とさえ極言しています。とりわけ、「最澄に対する底意地の悪さ」について語るとき、作家のペンは一段と冴えていくようです。 作家は、空 […]
フォレスト・コンサルタンツ
作家は、空海の人生の折々にかいま見られる言動をもとに、空海が世間的才覚にたけていたとし、「ずるい」人物であったとしばしば述べています。また、決して淡白な男ではなく、むしろ、並外れて執念深い性格であったとし、「もし空海が大山師とすれば、日本史上類のない大山師である」とさえ極言しています。とりわけ、「最澄に対する底意地の悪さ」について語るとき、作家のペンは一段と冴えていくようです。 作家は、空 […]
****6)黒目啓治 一、 広島国税局調査査察部査察第二部門査察官 二、 平成5年9月28日、コスモ証券Y.H部長を、出張先から呼び戻し、暴言を連発して尋問した人物。 三、 Y.H部長の話 「関係者の証言」のうち「(3)証券マンは語る」で詳述。 生え抜きの証券マンであったY.H氏は、よほど悔しかったのであろう、「広島弁でやくざみたいな男」で、「30才前後の若造」である黒目啓治に、“おまえ” […]
****5)永田嘉輝 一、 大木洋の後任。平成6年7月、広島国税局調査査察部第三部門統括国税査察官。検察庁への告発書類を決裁した人物。平成15年、税理士登録。現在は岡山市で税理士事務所をかまえている。 二、 平成6年12月16日、午前10時54分、永田嘉輝に架電。 永田曰く、『今までの話、いろいろ聞いております。調査に協力いただけてない。部下を馬鹿野郎呼ばわりするような方とは、一切話したくな […]
****4)三瀧恒雄 一、 広島国税局査察調査部査察第四部門統括査察官。 現在は、税理士。平成13年登録。広島市で税理士事務所を開設している。 二、 平成5年9月28日、マルサのガサ入れ当日、部下の田村友治(査察第四部門査察官)と共に、組合長の岡島信太郎氏の尋問を担当。 三、 三瀧は、田村友治と、代わる代わる大声を張り上げて岡島氏を脅しあげた。 「お前は組合長なんだろう。16億5千万円で購入した […]
2004年08月03日 第20号 発行部数:216部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆ 「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から- 日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。 マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇ 山根治(やまね・おさむ) 昭和17年(1942 […]
作家は、俗に「セックスの教典」とも言われている理趣経(般若波羅密多理趣品)を取り上げ、空海の性の問題を更に掘り下げていきます。この教典は、空海が重要な教典と考えていたものの一つで、現在の真言密教のみならず、他の宗派においても主要な教典とされているものです。 ”いわゆる妙適(みょうてき)清浄(しょうじょう)の句、これ菩薩の位(くらい)なり。”(所謂妙適清浄句是菩薩位) これは、理趣経本文の冒頭部 […]
****3)藤原孝行 (エ)国税査察官証票 一、 藤原孝行が、平成5年9月28日の朝、私の自宅に捜索令状を手にしてやってきたとき、名刺入れをひと回りおおきくした黒革の手帳を私の眼の前につき出した。 水戸黄門の印籠ならぬマルサ手帳(国税査察官手帳)である。藤原は、どうだこれが眼に入らぬかとばかりに胸を張り、誇らしそうに呈示した。チラッと見せただけで、すぐにポケットにしまいこんだ。 二、 その後、藤 […]