039 三瀧恒雄
- 2004.08.10
- 冤罪を創る人々
****4)三瀧恒雄
一、 広島国税局査察調査部査察第四部門統括査察官。
現在は、税理士。平成13年登録。広島市で税理士事務所を開設している。
二、 平成5年9月28日、マルサのガサ入れ当日、部下の田村友治(査察第四部門査察官)と共に、組合長の岡島信太郎氏の尋問を担当。
三、 三瀧は、田村友治と、代わる代わる大声を張り上げて岡島氏を脅しあげた。
「お前は組合長なんだろう。16億5千万円で購入したものを、何で1000万円で売ったりするんだ。一体どういう了見なんだ。組合に対する背任行為ではないか。背任罪で告発されたら、どのような申し開きをするというんだ。」
四、 岡島氏は、脱税だといって脅されたのに加え、背任罪で脅され、震え上がった。
五、 9月28日の夜、私は岡島氏に電話をして取調べの状況を確認したところ、以上のような余罪の追及の事実が判明したのである。
明らかに違法である。このようなことが許されるはずがない。
六、 翌9月29日午前10時、取調べの為、松江税務署一階の臨時取調室に赴いた私は、査察官藤原孝行に対して、益田税務署において違法な調査がなされていることを申し述べ、厳重に抗議した。
同時に、益田税務署にいる担当査察官を電話口に呼び出すように要求した。直接、抗議をし、余罪の追及をして脅し上げるのを中止させる為であった。
七、 電話口に出てきたのが、三瀧恒雄であった。私はきつく抗議した、 ―
「国犯法の調査で、一体何ということをするのか。背任罪で告発するようなことを言って脅すのは中止して欲しい。」
八、 私の言葉が終るか終らないうちに、三瀧は怒り出し、大声を張り上げて、怒鳴りまくった。私の耳の鼓膜が一瞬おかしくなるほどであった。
今まで、マルサに対して、文句をつけたり、抗議をしたりした者がいなかったのであろう。電話越しに、三瀧が顔を真っ赤にして怒っている様が伝わってきた。
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