030 配偶者は語る
- 2004.07.06
- 冤罪を創る人々
****4)配偶者は語る
配偶者 山根澄子の話
一、 朝8時半に、大勢で押しかけてきて、家の中をひっくり返すようにして、いろんなものを持っていきました。
女性が一人まじっており、総勢で7人位でした。
二、 主人は朝、風呂に入ることにしており、その日もマルサを待たせて、風呂に入りました。
マルサの人と主人が自宅を出ていった後、一人が風呂を念入りにチェックしていました。何か隠したとでも思ったのでしょうね。
三、 床下をのぞいたり、天井裏をのぞいたり、数百冊ある本のページを一枚一枚めくったり、タンスやクローゼットの中をかきまわしたりと、それこそ洗いざらい調べては、押収していきました。
四、 40近くある陶器の壷や皿は、一つ一つ写真に撮っていました。主人が大切にしている観音様の入った厨子の扉を勝手に開けて、何枚も写真を撮っていました。バチが当らなければいいんですがね。
五、 クローゼットを調べていた一人から、
『奥さん、上のほうにホコリがたまっていますよ。たまに掃除したらどうですか。』と言われたときは、さすがにムッときましたね。
勝手にひっかきまわしておいて、余計なお世話だと思いましたよ。
六、 夕方までには皆んな引きあげていきましたが、家の中を突然、台風か竜巻が通り過ぎたような感じでした。
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