山根治blog

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ゴーイング・コンサーンの幻想-3 西武鉄道

西武鉄道の本来の事業である鉄道事業は、代表的な公益事業の一つで、国と地方公共団体から数多くの恩恵を受けています。鉄道事業法等の法律の規制に縛られており、公益企業として当然のことながら経営者の裁量権には大きな制約が課せられています。  とくに、鉄道事業の根幹をなしている鉄道資産については、たとえば用途を変更して切り売りするなどの処分はできなくなっているはずです。  つまり、事業を廃止でもしない限り、 […]

ゴーイング・コンサーンの幻想-2 西武鉄道

(「ゴーイング・コンサーンの幻想-1 西武鉄道」より続く)  以上の計算は、会社の主な資産である鉄道事業固定資産等、合わせて6,705億円をそのままにして計算したものです。これらの資産は、本当にこれだけの値打ちがあるのでしょうか。  ゴーイング・コンサーンの幻想を取り払うだけでなく、一歩進んで、西武鉄道をどこかのファンドに売却する場合を考えてみましょう。  負債総額は9,055億円ですので、ファン […]

「山根治blog」について

 弊社主任コンサルタントの山根治が日々考えることを、気の向くままに書き綴っていきます。ライブドアや西武鉄道に関することから、趣味(古代史、囲碁等)の分野まで幅広く取り扱います。

ゴーイング・コンサ-ンの幻想-1 西武鉄道

平成16年10月13日、テレビ各社は西武鉄道グループのオーナー経営者である堤義明さんがグループ各社の全役職を辞任し、経営の第一線から身を引くことを一斉に報道しました。驚きましたね。  翌10月14日、新聞各社はより詳しく辞任の背景を説明していましたので、目を皿のようにして読んでみました。またまた驚きましたね。  上場会社である西武鉄道が作成していた有価証券報告書に誤りがあったために(虚偽記載か?) […]

一億円を捨てた男

かつて一億円の現金を、兜町(かぶとちょう)の路上で拾った大貫某なるタクシーの運転手がいました。遺失物として警察に届けられ、大騒ぎになりましたが期限内に所有者が名乗り出なかったため、全額が運転手のものになったいわゆる一億円拾得事件です。  大貫某なる人物がしばしばマスコミに登場し、ランニングをして身体を鍛えたり、日本刀を振りかざしたりと、ユニークなパフォーマンスを展開したことから、各種のマスメディア […]

飯塚事件について -その5

私の冤罪事件には数多くの公務員が関与しましたが、中心人物の一人はマルサの大木洋という人物です。  大木氏はマルサの現場の総司令官であり、自ら創作した冤罪のシナリオを最後まで訂正しようとはしませんでした。デッチ上げであることが明白になるような事実を知っていながら、私を巨額脱税犯に仕立て上げ、私を潰そうとしたのです。この点、飯塚事件における安井誠氏とよく似ています。  大木洋氏の肩書きは、当時は、広島 […]

「スケコマシ」考 -その4

最近、東京の銀座とか青山の一等地に、世界的なブランドメーカーの販売拠点が次々にできています。  日本の女性は高級ブランド品がどこの国の女性よりも好きだそうで、日本は世界のブランド品市場では極めて大きな割合を占めています。  服でもバックでも、目の玉が飛び出る位の価格のものが、次から次へと売れていく現実には驚きを通りこしてただ呆れるばかりです。  老いも若きも、相当多数の女性が高級ブランドというだけ […]

冤罪を創る人々vol.28

2004年09月28日 第28号 発行部数:246部 ◆◇――――――――――――――――――――――――――――◆  「冤罪を創る人々」-国家暴力の現場から-     日本一の脱税事件で逮捕起訴された公認会計士の闘いの実録。     マルサと検察が行なった捏造の実態を明らかにする。 ◇◆――――――――――――――――――――――――――――◇  山根治(やまね・おさむ)  昭和17年(1942 […]

「スケコマシ」考 -その3

先日、ボーっとしてテレビのワイドショーを見ていたところ、ある男性タレントが離婚会見を長々とやっており、しかも生中継で流されていました。  その三十歳台の二枚目タレントは、会見の席でなんだかとても怒っているようでした。芸能人は自らのイメージを大切にするために、テレビカメラを前にするとかなり腹を立てている場合でも、意識的にセーブするのが普通です。  しかし、この人は違っていました。顔がひきつるくらい激 […]

「スケコマシ」考 -その2

広辞苑の説明では納得できませんので、我が家にある一番デッカイ“日本国語大辞典”(小学館)にあたってみました。これには、“スケコマシ”-「女をものにすることをいう。てきや仲間の隠語。(隠語全集)」とあり、もともとテキヤ(大道商人)仲間の言葉であったことまでは分かったものの、広辞苑と五十歩百歩で、どうも今ひとつピンときません。   それではと、新明解さんをひいてみたところ、スケコマシはなかったものの、 […]

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