中江滋樹氏からのダイイング・メッセ-ジ-⑥

 令和2年4月25日、カンボジアの藤原肇(ふじわらはじめ)さんから電話があった。2週間前に話し合った陸軍天保銭組に端を発し、10個の情報クラスタ-(“中江滋樹氏からのダイイング・メッセ-ジ-号外”)に話が及んだ。

 2人の話し合いの中で、明治長州閥のドン・山縣有朋、日本における官僚制を創り上げた平沼騏一郎、陸軍軍医総監にまで登りつめた森林太郎(号·鴎外)、及び藤原肇さんの祖父が、互いに密接に関連する情報クラスタ-であることを確認した。

 更には、藤原肇さんの母方のル-ツが、渤海(ぼっかい)羅津(らじん)を経由して日本にやってきた東北のサンカであるらしいこと、松江・山根家のル-ツが、朝鮮の慶尚南道を経由してやってきた中国地方のサンカであるらしいことについて話し合った。

 藤原肇さんのルーツについては、ご本人の著述と落合莞爾の著作(特に、『天孫皇統になりすましたユダヤ十支族 -「天皇渡来人説」を全面否定する』における、羅津の歴史的位置づけについての記述は他に類を見ない秀でたものである)によるものであり、松江・山根家のル-ツについては、朴炳植先生及び速水保孝先生と私・山根治とが行った古代出雲の研究によるものだ。
 

 令和2年4月22日、山根会計と長年お付き合いのある松江の老舗のA氏とお会いした。A氏は、中村寿夫弁護士と若い頃からの知り合いで今も親しくしているという。

 このときのA氏との会話の中で驚くべきことが飛び出した。中村寿夫弁護士と共に脱税裁判に横やりを入れて税理士である私を排除した岡崎由美子弁護士と夫である岡崎勝彦元島根大学教授についてのことだ。

 A氏は岡崎夫妻のことに触れるたびに顔をしかめた。「あの夫妻はいけない。お金に汚い。トンデモないワルだ」
 まともな仕事をしていないのに、したふりをしてお金をむしりとったというのである。

 A氏が鮮明に覚えていたのは、A氏が理事長をしていたあるマンションの管理組合の中で起こった横領事件のことである。今から20年ほど前の平成10年の出来事だ。

 この横領事件については、すでに刑事告訴がなされており、告訴にもとづいて関係書類の多くが松江地検に押収されていた。この事件については岡崎弁護士夫妻だけでなく、高野孝治弁護士も関与していた。

 ところが横領した人物が島根県警OBのボス的存在であったこともあって、横領金の回収がいっこうに進まない。松江地検と島根県警とは、もちつもたれつの関係にあって、よほどのことがない限り、告訴が受理されても犯人が逮捕されたり、起訴されたりすることはない。地検と県警の癒着である。弁護士がマンション管理人を刑事事件化して横領金の回収をしようとしても、脅しが通用しない。横領容疑をかけられたマンション管理人は、ヌラリクラリとして横領金の弁済に応じようとしない。

 業を煮やしたA氏は、私に回収可能な横領金額はいくらになるか調査の上で計算して欲しいと依頼してきた。不正調査の依頼である。平成10年3月のことだ。

 お金がからむ不正調査は、公認会計士法第2条の2項業務である。1項業務のような独占業務ではないものの、不正調査については、「通常の監査手続」の実施が前提となるために、公認会計士の専門領域である。監査の何たるかを知らない弁護士とか税理士のできることではない。

 尚、国家公務員である税務職員にかかる不正調査は、税理士法第2条の2項業務である。1項業務(税理士業務)のような無償独占業務ではないものの、税務職員の不正調査(税理士の業務)にあたっては、「通常の監査手続」の実施が前提となるために、税理士である公認会計士の専門領域である。監査の何たるかを知らない税理士とか税理士の資格を有する弁護士のできることではない。(この項つづく)
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 ここで一句。 ”シンゾ-に毛が生えてなきゃ辞めている” - 川崎、ゆいぴ-(毎日新聞、令和2年4月27日付、仲畑流万能川柳より)


(この御仁(ごじん)、毛が生えていない童(わらわ)だったりして。

 “女の童(めのわらわ) 童(わらわ)二人と 天下取り” -松江のプ-タロ-)

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