「誰が小沢一郎を殺すのか?」-②
- 2014.06.10
- 山根治blog
ウォルフレン氏が得た結論と、私が認知会計による検証の結果得た結論とが期せずして一致した。日本の統治機構が、一握りの思い上がった官僚によって歪められ、彼らの意に反する者をことごとく日本社会から排除するしくみができ上がっていることだ。
歪められた統治機構の実態は、鵼(ぬえ。①渡り鳥であるトラツグミの古称。②夜、不気味な声で鳴き渡ったという怪鳥。源頼政が禁中で射た怪獣は、頭はサル、からだはタヌキ、手足はトラ、尾はヘビ、鳴き声は「ヌエ①」に似ていた所から、後世正体不明の存在を指した。-新明解国語辞典)のようなものだ。官僚制と称されている、現代における魔性のもの、悪霊(あくりょう)であり悪魔である。これが私の得た結論である。
明治以来、しぶとく続いてきた官僚機構こそ、日本社会を闇で支配しているシステムであり、影の統治機構であるということだ。
小沢一郎氏は、ヌエ的存在である官僚機構が民主国家日本を骨抜きにしていることを看破、その是正を図ろうとした。
私(山根治)は、たまたま仕事柄、税務当局と折衡して数多くの不条理に遭遇したことによって、官僚機構がトンデモないインチキのシステムであることを発見した。
小沢氏は、官僚機構という悪魔に返り討ちされ、政治的に抹殺された。
私も小沢氏同様、一度は現代の悪魔によって社会的に抹殺された。しかし、何故か奇跡的に蘇った。生き返ったとはいえ、悪魔による抹殺工作はその後も執拗に繰り返され、現時点においても継続中である。魔性のものであるだけに執念深い。
ウォルフレン氏は、明治以来連綿として生き続けた悪魔の正体を見破った。炯眼(けいがん。「明らかな目」の意。ごまかしや秘密などを許さぬ、鋭い眼力。-新明解国語辞典)である。
戦前は内務官僚、戦後は大蔵官僚、今は財務官僚が、自らの既得権益を守るために創り上げた偽りの国家統治システム、それが官僚制という悪魔だ。
この悪魔、眼をこらしてよく見ると、ナント、逆立ちしている。真っ直ぐ立っていないのである。
日本は主権在民(日本国憲法前文)を国是とする民主国家である。国民が主人公であり、公務員はその奉仕者(サーバント、召し使い。憲法第15条)であるにすぎない。これが基本である。
ところが現実はどうか。公務員(官僚、役人。公僕。)が主人公である国民の上に立っている。逆である。召し使いが主人公に君臨し、統治しているのである。現実の国家統治システムが憲法の規定に反しているということだ。国家の基本法である憲法の中でも中核的な、主権在民の規定が骨抜きにされているのである。まさしく、悪魔の所業である。
現在の日本の国家統治システムは、以上のように、憲法の規定を潜脱した由々しい存在である。悪魔が創り上げたニセモノだ。悪魔によって生み出された倒錯した国家統治システムは悪魔の分身であり、悪魔そのものだ。
このように、倒錯した国家統治システムを悪魔であるというならば、この悪魔、まさに軽業師気取りで逆立ちしているのである。
逆立ちしているにも拘らず、一見すると真っ直ぐに立っているように見える。幻術による幻視である。これまでたびたび言及してきた「東大話法」(注)こそ、この幻術の正体であった。
(注)東大話法。安富歩東大教授による造語。黒を白と言いくるめるインチキ論法のこと。官僚が得意とする詭弁。
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ここで一句。
(“化粧品蒿(わら)でもいいから縋(すが)りたい” カラスの足アト、カラスの足ブミ、カラスの乱舞。)
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