民主党政権の置き土産-偽りの査察調査-⑬

 広島国税局の手先として、岡山地検と一緒になって邪魔者である私の口を封じ、排除しようとした松江地検。

 私を呼びつけ尋問したのは、折原祟文三席検事である。松江地検で、検事正、次席に次ぐ、ナンバースリーの存在だ。その折原検察官が私を尋問する際に、聞き慣れない言葉を口にした。

 「アンダー」である。

 この言葉、これまで耳にしたことが一度もない。私には理解できない言葉であったので、どのような意味なのか問い質した。

 折原検事曰く、「国税の交渉というものは、基本的にアンダーでやるわけじゃないですか。要するに、おおっぴらにやるものではないという意味です。」

これを聞いて驚いてしまった。この検事、税理士が国税当局とする交渉は、裏取引であると決めつけている、その上で、私が大阪国税局と裏取引したものと思い込んでいる。
 察するにこの言葉は、裏取引、裏金、不正なキックバック、贈収賄、脱税などを摘発するときに、検察内部で飛びかっている符牒(ふちょう)なのであろう。
 たしかに、多くの国税OB税理士が、国税当局と裏取引をして納税者を食いものにしているのはまぎれもない事実だ。高松国税局のマッチポンプの例(「高松国税局-恐喝と詐欺による天下り-① 」参照)などその典型的なものである。折原検事は、そのような怪しげな連中と私を同一視している。
 齋藤義典税理士の偽りの告発を真(ま)に受けて、私のことを、裏でコソコソと立ち回り、不当に金を稼いでいるフィクサーか闇のブローカーとでも思っているのである。無礼であり、失礼千万だ。正直のところ、向っ腹が立った。

 しかもこの検事、私を検察庁に強圧的に呼びつけ、被疑者として尋問した時点で、いまだ告発側の事情聴取を十分に行なっていないことが明らかであった。
 私は告発者である齋藤義典税理士とは一切面識がない。会って話をしたことも、電話で話をしたことも一度もないのである。私が知っているのは、事件の依頼者と、依頼者のために決算を組み、税務申告をしていたモグリの税理士の二人だけである。つまり、事件の真相を知っているのは、依頼者とモグリ税理士の二人だけであり、齋藤義典税理士は、後から割り込んできて好き勝手なことを無責任に喋っているだけの人物だ。
 折原検事は、この肝腎の二人に対して事情聴取を行なっていないようであった。その上に、この検事、私の交渉相手である大阪国税局に問い合わせをした形跡がない。この時の料調の担当者は、誠実に私に対応してくれた。照会して確かめさえすれば、齋藤義典税理士のデタラメがたちどころに判明したはずである。
 折原検事は、私を被疑者として尋問する前にするべきことをしていない。そのような情況のもとで、事件の当事者ではない人物(齋藤義典税理士)の戯言(たわごと)を真に受けて、私をアンダーな行為をする札つきの税理士であると極めつけてきたのである。言語道断、私が立腹したのも当然だ。

 尚、この検事がアンダーと称していたのは、アンダーハンド(underhand)のことであろう。辞典によれば、

「underhand。おおっぴらでない、秘密の(secret)、内密の、不正な(unfair)、陰険な。」

の意味を持ち、用例として、

「He is underhand in his methods. (彼はやり方がこそこそしている)」
「stoop to underhand methods to gain one’s end. (目的を達成するために身を落として不正手段をとる)」

の2つが挙げられている(岩波、英和大辞典。P.1902)。

 “アンダー”という、人を貶(おとし)めるような言葉を平然と発することができるのは、折原検事が税法と税の実務を知らないからだ。
 私は、推計課税と実額課税(稿を改めて詳述する)について折原検事に説明しようとしたが、

「はあ? 一体、何のことだ」

といわんばかりの顔をしているのでザッと話しただけで、あほらしくなって詳しく話すのをやめてしまった。
 料調にせよ、査察にせよ、強引かつ不当な推計課税のオンパレードである。いいかげんな推計課税を止めさせ、適正な実額課税で折り合いをつけるのが、税理士の大切な役割であるのに、そのことを知らないようでは、はじめから話にならないのである。

 私は40年ほどの間、税務の第一線で満身創痍になりながら悪戦苦闘してきた、その道のプロの職人だ。知ったかぶりをしたド素人(折原検事のことです)が、国家権力をカサに着て脅しあげようとしても通じるはずがない。当然のことながら被疑者としての私に対する尋問は、腰くだけになってしまった。松江地検の3Fに呼びつけられ、尋問をうけること1時間半、早く帰ってくれとばかりに昼の12時には尋問が打ち切られ、私は松江地検を後にした。この1時間半に及ぶ尋問とそれに対する私の応答の全て(「民主党政権の置き土産-偽りの査察調査-号外4」参照)を公表する。

 私が折原検事と別れる間際に言い残したことがある。

「この事件は、齋藤税理士か私のどちらかがウソをついていることになる。後ほど文書で齋藤税理士を虚偽告発の罪等で告訴するので、受理した上で、必ず白黒をつけて欲しい。」

 私が齋藤税理士を虚偽告発と名誉棄損の罪で告発したのは、平成25年7月5日である。5ヶ月近くが経過しようとしている平成25年11月25日現在、松江地検の折原三席からは梨の礫(つぶて)であり、いまだ一切の連絡がない。

(この項つづく)

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 ここで一句。

“ドレス着て厚化粧して妻女装” -釜石、ドド子

 

(毎日新聞、平成25年8月17日付、仲畑流万能川柳より)

(もともと妻は何なのさ。)

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