中国人の正体
- 2011.07.19
- 山根治blog
この半年ほどの間、一人の中国人に振り回された。国税局がらみの税務の仕事を引き受けたのであるが、約束したことを守ってもらえない。ウソをついて平気な顔をしている。お金に対する考え方が全く異なっており、異星人と接しているようであった。
それでも税務は数字であり、数字だけはウソをつかないので、なんとか国税局との交渉だけは終結することができた。しかし、仕事の達成感を得ることのできない、なんとも後味の悪いものであった。
会計士になってから40年、中国人がらみの仕事は初めての体験だ。この初めての経験で懲りてしまった。その後、体調を大きく崩すほどのショックを受けたからだ。
一体何が起ったのか、心の整理がつかない時に一冊の本に出会った。
石平(せき・へい)氏の「中国人の正体-中華思想から暴く中国の真の姿!」-宝島社である。
石平氏は、中国生まれの中国人だ。北京大学を卒業した中国のエリートであり、その後来日して神戸大学に学び、日本に帰化した人物である。
従って上記の本は、元中国人による中国人論である。
石平氏の言葉は、私達日本人にとってはにわかに信じがたい驚くべきものだ。
そしてそれらのものが一旦、利得追及の邪魔となれば、平気で切り捨ててしまう。良心など存在しない。良心は「利得」の邪魔でしかなからだ。
ほかにも、義理や人情、プライド、美学、他人への遠慮、周囲の目といった日本人が「美徳」とするものはすべて無用の長物なのである。だから、約束は平然と破るし、ルールも自身にとって不都合であれば守らないのだ。
中国人にとって、『神の定めたルール』に気を使う西洋人や良心や美徳を大切にする日本人の行動などは、単なるバカに映っている。
『そんなものに従って行動していても一文にもならないのに、なぜこだわるのか』
中国人は、ただただ嘲笑っているだけなのである。」(同書、P.219~220)
氏の所論は明解だ。中国人の行動原理の中核は「利益」だというのである。お金が全てであり、全ての判断を「損得」で行うという。自分の利益に反することであれば、平気で約束も破ればウソもつく、このことについて罪悪感など全くないのだという。氏の簡明直截な所論は、私達普通の日本人にとっては、まさに、あっと驚くタメゴロウである。
更に、石平氏が、私達日本人に対してパラドクシカルな提言をしているのも驚きだ。
このように石平氏は原則的な提言をした上で、経済のグローバル化が進んでいる今、中国人とまったく付き合わないのは不可能だとして、次善の策を提言する。
『毒を持って毒を制する』という中国の言葉があるように、彼らの『毒』である行動原理で接するのが一番の得策ではないだろうか。」(同書、P.222)
羹(あつもの)に懲りて膾(なます)を吹く、私は石平氏の言葉に従って、今後中国人がらみの仕事は原則として引き受けないことにした。
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ここで一句。
(芸のためなら何でもござれ、下着衣装は序の口で肉の衣を身にまとい、パンダルックのレディー・ガガ。彼女の奇抜なふるまいの裏にある素敵な人柄と人生観、SMAPとのコラボ(「Lady Gaga and Smap Smap (Offical) レディー・ガガ」参照)とNHKによるインタビュ-(「NHK「かぶん」ブログ| “世界の歌姫”レディー・ガガ 単独インタビュー」参照)を見て脱帽。)
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