2011年7月

原発とは何か?-①

 このところ原発についての論議がにぎやかである。脱原発といっても、直ちに原発を廃止すべしとする人から、10年後あるいは20年後の廃止に向けて段階的に縮小すべしとする人まで様々だ。原発推進についても同様で、電力の安定的な供給源としての原発は不可欠だとする点では共通するものの、主張する内容は実にヴァリエーションに富んでいる。  この原発論議をx-yの座標軸でプロットしてみると次のようになる。x(横)軸 […]

中国人の正体

 この半年ほどの間、一人の中国人に振り回された。国税局がらみの税務の仕事を引き受けたのであるが、約束したことを守ってもらえない。ウソをついて平気な顔をしている。お金に対する考え方が全く異なっており、異星人と接しているようであった。  それでも税務は数字であり、数字だけはウソをつかないので、なんとか国税局との交渉だけは終結することができた。しかし、仕事の達成感を得ることのできない、なんとも後味の悪い […]

400年に一度のチャンス -号外6

***-菅直人首相にエールを送る  菅首相に対するバッシングがますますひどくなってきた。与野党挙げて、菅氏を首相の座から引きずり降ろすのに躍起になっている。新聞もテレビも寄ってたかって菅首相を非難し、世論を操るのに懸命だ。  菅直人氏は文字通り四面楚歌の中、頑として辞任しようとはしない。私は一度エールを送った(「400年に一度のチャンス -23」参照)が、再びエールを送り、菅首相を激励したい。   […]

400年に一度のチャンス -26

***26.パラダイムの転換と新しい経済学の樹立③  一国の経済を会計的手法で把握すること、実はこれに類した試みがこれまでになされてこなかった訳ではない。  ヨーロッパの一部の経済学者(たとえば、E.シュナイダー)は、実際に複式簿記の手法によって一国の経済を説明しようとしていたし、我が国においても、近年、国だけでなく、地方自治体も複式簿記の手法を用いて経済・財政の説明を試みている。  しかし、日本 […]

400年に一度のチャンス -25

***25.パラダイムの転換と新しい経済学の樹立②  新しい経済学。一国であれ、全世界であれ、経済という側面から見ると必ず付きまとっているものがある。お金である。  実はこのお金なるもの、誰にも極めて身近にあるものではあるが、一体何だろうかと考え出すと何だか分らなくなってくる厄介なシロモノだ。  古今東西を問わず、昔から哲学者をはじめとした多くの人がお金について考察をしてきたが、正体を掴むことがで […]