職人としての会計士-2
- 2010.10.26
- 山根治blog
次の会計士2次試験まで10ヶ月。早速、東京の神田まで足を運び、受験に必要な参考書を50冊余り買い込んだ。 過去の試験問題を検討したところ、受験科目7科目中、簿記と経済学はほとんど勉強する必要がないことが分った。簿記は松江商業で習んだことに毛が生えた程度のものであるし、経済学にいたっては、ミクロとマクロのごく初歩的な知識があればよかったからだ。財務諸表論、監査論、経営学についても、大学で履修して […]
フォレスト・コンサルタンツ
次の会計士2次試験まで10ヶ月。早速、東京の神田まで足を運び、受験に必要な参考書を50冊余り買い込んだ。 過去の試験問題を検討したところ、受験科目7科目中、簿記と経済学はほとんど勉強する必要がないことが分った。簿記は松江商業で習んだことに毛が生えた程度のものであるし、経済学にいたっては、ミクロとマクロのごく初歩的な知識があればよかったからだ。財務諸表論、監査論、経営学についても、大学で履修して […]
私が会計士になろうと思ったのは26歳の時であった。大学院を中退し、茨城の妻の実家に居候していた私は、家庭教師をしたり、翻訳の下請けをしたりして糊口をしのいでいた。 大学の寮友である岸澤修君が訪ねてきたのは、私が茨城の田舎町でウツウツとした日々を送っていたそのような時期である。彼は大学を卒業すると郷里に帰り、金沢市の会計事務所で働いていた。事務所の後継者として迎えられていたのである。 岸澤君は […]
大阪地検特捜部の前田恒彦検事が、証拠隠滅の疑いで逮捕された。その10日後、犯人隠避の疑いで前田検事の前の上司二人が逮捕された。単に身内の犯罪をもみ消そうとしただけではない、検察が組織的に冤罪を創り出そうとしたというのである。「あってはならないことだ」「前代未聞」「言語道断」連日のように、新聞・テレビなど既成のマスコミは大騒ぎを演じている。私は自らの体験(「冤罪を創る人々」参照)として、検察のデタ […]
***13.税制の抜け穴(承前) 税理士が調査の立会いをするにあたって、税務当局、とりわけ料調に対して対等な立場で対峙するためにはどうしたらいいか。納税者が料調に直面したとき、税理士に十分な能力を発揮してもらうためにはどうしたらいいか。 答は簡単だ。税理士を替えることである。なにも従来の顧問契約まで解除することはない。ただ調査の立会いだけを別の税理士に頼めばいいのである。納税者の代理人が一人多 […]