このごろ疑問に思うこと-2
- 2010.04.13
- 山根治blog
※「このごろ疑問に思うこと-1」より続く。
***1)高齢化社会について
+少子化対策をしなければならない。
→何故少子化が悪いのか?
+年をとると心身ともに衰える。
→少なくとも“心”については逆ではないか。
+近い将来、若者一人が二人の高齢者を支えなければならない。
→逆なのではないか? 年寄りをナメタラあかんぜよ。
+人口が減少すると地域とか国家がダメになる。
→そんなことあるものか。減少するのは必ずしも悪いことではない。
***2)GDP(国民所得)について
+GDPを増やさなければいけない。
→なぜ増やさなければならないか? 国民の幸せと何の関係があるのか?
+諸外国と比べて、一人当りのGDPの順位がどんどん下っているのは由々しいことだ。
→世界における富の平準化の視点からは歓迎すべきことだ。
***3)国際化について
+国際化に乗り遅れてはいけない。
→何故か? 何のため、誰のための国際化か?
+国際化はいいことだ。
→無条件でそう言えるのか? 弊害の方が多いのでは?
***4)家計について
+収入は増やさなければならない。
→増えることのマイナス面と減ることのプラス面が無視されている。
+消費者金融の規制が強化されると国民が困ることになる。
→何故か。そもそも消費者金融は社会的必要悪であり、それに頼る家計が間違っているのではないか。
***5)読書について
+速読法を身に付けるべきだ。
→逆に、遅読こそ大切ではないか。究極の遅読は書写。
+多読すべきだ。
→マイナスの効果の方が大きいのではないか。
***6)情報について
+できるだけ多くの情報に接することが必要だ。
→情報がハンランしており、100のうち99までがクズである。押し寄せるクズ情報をいかにして捨て去るかが肝要だ。
+東京にいないといい情報が適時に得られない。
→東京こそクズ情報のオンパレードだ。これからは脱東京。
***7)教育と知的レベルについて
+他国に比べて国民の教育あるいは知的レベルが落ちている。
→江戸時代以来400年間、国民の教育と知的レベルは世界のトップクラスである。
+少・青年期の詰め込み教育は害をもたらす。
→若いうちに基本的なことをどんどん詰め込み暗記させるべし。ゆとり教育などもってのほか。
+小さい頃より英語教育をすべきだ。
→日本語教育こそ大切だ。
***8)パソコンについて
+パソコン位は使いこなせなければならない。
→パソコン・ネット・ケータイに振り回される生活は哀れである。
+ケータイは必需品だ。
→私には必要ない。ケータイのない生活は快適だ。
***9)会社について
+利益をとことん追求すべきだ。
→逆に、利益だけをとことん追求してはいけない。
+会社は株主のものだ。
→とんでもない。株主だけでなく、他の利害関係者、役員、従業員、取引先、地域関係者等のもの。
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ここで一句。
(“いま熟女 もとをただせば オバタリアン)
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