このごろ疑問に思うこと-1
- 2010.04.06
- 山根治blog
当然の前提(=常識あるいは多数意見)のように考えられていることの中で、本当にそうなのか常日頃疑問に思っていることを思いつくままに列挙する。
***1)日本の財政は間もなく破綻する。
- 国民を惑わすような冗談を言ってはいけない。
***2) 民主党の公約である年間20兆円のムダ削減など出来るはずがない。
- 何故? 簡単なことではないか。ただし、今の民主党の事業仕分けは“群盲象をなでる”の類であり、切り込み不足だ。
***3)地球温暖化の原因はCO2だ。
- 一部の利益集団による、タメにする議論。最近その根拠が揺らいできた。
***4)CO2を出さない原発は環境にやさしい。
- とんでもないゴマカシ。常に不測の大事故が発生するおそれがあり、将来に禍根を残す原発からは一日も早く脱却すべきだ。さらには、日常的に大気中と海水に相当量の放射性物質がバラ撒かれている事実が隠ぺいされている。最近、島根原発で信じられないズサンな管理( http://www.energia.co.jp/atom/press09/p100330-3.html )が明らかになった。一つの原発で大事故が起った場合、地域だけでなく、狭い日本の全体が壊滅的な被害を被ることになる。ノーテンキに原発とかプルサーマル計画を推進すべきでない。
***5)民主党政権では日本がダメになる。
- 余計な心配無用。自民党による50年間に及ぶ悪政、とりわけこの10年の自公政権のデタラメにも耐え忍んできた日本である。ダメになるはずがない。
***6)リーマン・ショックは100年に一度の危機であり、いまだ尾をひいている。
- リーマン・ショックは500年に一度のチャンスであり、世界は新しいパラダイムに移行しつつある。欧米中心の世界(=植民地政策)からの脱却。
***7)検察は社会正義の最後の砦だ。
- 検察は社会悪の先兵だ。暴走する暴力装置であり、ブレーキが必要。
***8)脱税の有罪率は100%(国税庁パンフレット)
- インチキをするマルサ。インチキを見破ることができない検察、弁護士、裁判官。-不法かつ無能集団の成果。
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ここで戯歌(ざれうた)を一つ。
追従讒人(ざんにん)禅律僧 下克上スル成出者(なりでもの)
在々所々ノ歌連歌 点者(てんじゃ)ニナラヌ人ソナキ
譜第非成(ふだいひせい)ノ差別ナク 自由狼藉ノ世界也。”
(700年前、後醍醐天皇の新政を揶揄した、京童(きょうわらんべ)のくちずさみ。今の日本で詠まれたといっても通用するほどソックリの世情。
-夜討強盗=ハゲタカ・ファンド、ライブドア
-謀綸旨=小泉改革
-追従=医師会
-讒人=大手マスコミ
-下克上する成出者=連合
-禅律僧=創価学会
-点者=学者・評論家 )
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