2008年

4/7ページ

アーチスト雑貨「journey」開店のお知らせ

 弊社所有不動産(島根県松江市末次本町)に関するお知らせです。  2008年7月20日に、テナントのアーチスト雑貨「journey」がオープンしました。 ^^t ^cx^ショップ前景 ^cx^店内(1F)の様子 ^^ ^<%image(20080723-e722.jpg|256|192|ショップ前景)%> ^<%image(20080723-b2af.jpg|256|192|店内 […]

粉飾された2兆円 -14

 これまで私は、斐伊川水系全体の経済効果について考えてきました。国交省が公表している2兆円という経済効果は、現実にはあり得ない架空の数字であることを示し、その上でこの事業の経済効果を推計し、最大でも322億円を超えないことを示しました。公表されている2兆680億円は、推計値である322億円の64倍にも相当するヒドイもので、推計されるB/C比率は基準値である1を大幅に下回り、0.05になることを明ら […]

粉飾された2兆円 -13

 前回行った推計計算によって、斐伊川水系の治水工事の経済効果として公表されている2兆658億円について、そのインチキの度合を推計したところ実に64倍もの水増しをしていたことが判明したわけです。その結果、経済効果(総便益B-3)の推定値である322億円をもとに算定されたB/Cの値が0.05となった事実は極めて重いものがあります。まだ工事が始まっていない大橋川改修工事だけでなく、事業のかなりの部分が終 […]

粉飾された2兆円 -12

 これまで私は、2兆円という数字が実際にはあり得ない荒唐無稽(こうとうむけい。この世の中でそんなばかなことが有るはずは無いということが分かりきっている様子、-新明解国語辞典)な絵空事(インチキということです)であることを2つの角度から論証いたしました。一つは経験則に反することを示し、今一つは論理矛盾が生ずることを示しました。ただ、これらの作業は、国交省が公表している2兆円という経済効果がインチキで […]

粉飾された2兆円 -11

 B/Cの値が全国で最大の値を示している、宮城県の -白石川広域基幹河川改修事業 について、改めて考えてみることにしましょう。  この河川改修事業では、費用(C)が89億円に対して、便益(B-3)が1兆1,056億円と計算されており、B/Cの値として124.7(124.2の誤植でしょうか)が示されています。  この事業の年便益(B-2)を逆算してみますと、 -514億円 となりますので、投入資金で […]

粉飾された2兆円 -10

 水増したインチキの経済効果を堂々と公表し、治水事業を継続する根拠としているのは、斐伊川水系だけではありません。どうも国交省河川局が全国的に統一してゴマかしているらしいのです。国交省出雲河川事務所だけではないということです。  総務省が公表している『個別公共事業の再評価結果一覧』(平成16年3月29日省議決定)の中の、河川事業とダム事業のところを見てみますと、眼を疑うようなことが明らかになります。 […]

粉飾された2兆円 -9

 国交省がこの治水工事の経済効果(つまり総便益ということです)として公表している2兆658億円が、実際にはありえない架空の数値であることを論証するのに、まず、経験則(経験則。経験的事実に基づいて得られた法則のこと。-広辞苑)に照らしてみます。  斐伊川水系の水害で明治以来最大のものは、昭和47年7月のものでした。流域における2日雨量は356mmに達し、死者12人、家屋の全・半壊114戸、床上・床下 […]

粉飾された2兆円 -8

 年便益(B-2)をもとにして、総便益(B-3)を導く計算式は次のとおりです。(『マニュアル』P.41) <%image(20080610-image001.gif|135|61|年便益の計算式)%> -bt: t年における年便益 -r: 割引率(0.04とする) -S: 整備期間(年) ここでBは総便益(B-3)のことですし、btは年便益(B-2)のことです。上の計算式は、治水施設が […]

6/21緊急講演会「これでいいのか?! 大橋川改修」(講師:山根治)のご案内

 弊社主任コンサルタント山根治が、大橋川改修事業の基本的な問題点と、この事業のあり方について下記の通り講演いたします。本講演会はどなたでもご参加いただけますので、皆様お誘い合わせの上ご来場くださいますようご案内申し上げます。 ***◆緊急講演会のご案内^^t^^+題目^これでいいのか?! 大橋川改修- 2つの基本的要件の欠如と6つのカムフラージュ^^^^+日程^2008年06月21日(土) [受付 […]

粉飾された2兆円 -7

 費用便益の比率(B/C比率)は、粉飾された2兆円-1で説明しましたように、費用(C、コスト)と便益(B、ベネフィット)との比率です。国交省は、この治水事業の費用を6,047億円、便益を2兆658億円とし、その比率として、3.42の値を公表している訳です。  費用として提示されている6,047億円についてもよく見てみるとオカシナ点がいくつかあるのですが、結果的にはさほどの影響がありませんので、ここ […]

1 4 7