171 続・いじめの構図 -15
- 2007.05.22
- 引かれ者の小唄
****その15) 平成18年12月14日、嵩(かさ)にかかった要求が繰り出された。再び広島まで出頭せよというのである。今度は私だけではない。私が所属している事務所のK副所長をも事情説明のために出て来いときた。しかも日時が、12月25日と一方的に指定されている。K氏にとっては通常の月末の業務に加えて、年末の業務が重なっている、それこそ猫の手を借りたいほど忙しい時期である。K氏宛の出頭要請は、丁重 […]
フォレスト・コンサルタンツ
****その15) 平成18年12月14日、嵩(かさ)にかかった要求が繰り出された。再び広島まで出頭せよというのである。今度は私だけではない。私が所属している事務所のK副所長をも事情説明のために出て来いときた。しかも日時が、12月25日と一方的に指定されている。K氏にとっては通常の月末の業務に加えて、年末の業務が重なっている、それこそ猫の手を借りたいほど忙しい時期である。K氏宛の出頭要請は、丁重 […]
今から8年ほど前のことです。私は10ヶ月程の逮捕・勾留から解放されて二年余りが過ぎ、心身ともにようやく元の状態に復帰したところであり、3人の弁護士と共に、身にふりかかってきた冤罪をなんとしても雪(そそ)ごうとして必死になっていました。 世はITバブルで湧きかえり、IT長者と称するにわか成金が続出していました。私が住んでいる山陰の小都市、松江も例外ではありませんでした。 IT企業でもなんでもな […]
****その14) 登録申請をしてから2ヶ月後の平成18年12月12日、中国税理士会はいじめの追い打ちをかけてきた。 税理士登録遅延承諾書の提出、 税理士登録申請書等の修正、 添付書類の提出、 をせよと言ってきたのである。 1.は、登録が三ヶ月を過ぎても完了せず、遅れる見込みなので、遅れても一切の異議・苦情を申し立てないとする念書を提出せよということであり、 2.は、正副5通ずつ提出した登録申請 […]
ライブドア(当時はオン・ザ・エッヂ)の上場に際してインチキ・スキーム(仕組み)を考え出し、実行に移した中心メンバーは、次の5人です。 堀江貴文(首謀者) 宮内亮治(税理士) 野口英昭(元証券マン) 中村長也(宮内氏の同級生) 小林元(公認会計士) 1.の堀江貴文氏を首謀者とするのは、インチキ・スキームによる不正な利益の大半がこの人物に帰属するようになっているからです。上場してから後も堀江氏は、 […]
****その13) 登録審査委員長M氏による申請取り下げ要求を拒絶したことは言うまでもない。通常であれば、『何をヌカすか、バカヤロー』とか、『フザケタことを言うんじゃない、顔を洗って出直してこい』とか、とっさに口をついて出てくるところであるが、にわか韓非子を決め込んでいる私としては、慇懃無礼(いんぎんぶれい)な対応に終止した。『税理士法と同法基本通達に従って登録申請をしたものです。よろしくお願い […]
第二の事実は、インチキの利益を計上するために使われた、3つのファンドが解散していることです。ライブドアに捜査の手が入る半年ほど前のことです。その間の事情について、田中慎一氏の言葉を引用いたします。 『我々監査人も、笹村氏(山根注、ライブドアの監査役で公認会計士)と時を同じくして宮内氏にファンドの解散を要求し、2005年6月21日は堀江氏、熊谷氏にも「これを守ってもらえなかったら、監査人を降ります […]
****その12) 申請書を提出した後の主な経緯は次の通りであった。 平成18年10月19日、中国税理士会松江支部長による面接・審問。支部長T氏の事務所に赴き、約一時間。 平成18年11月22日、中国税理士会、登録審査委員会委員長M氏他1名による面接・審問。広島の中国税理士会に赴き、約二時間。 1.の支部長面接においては、T氏が旧知の間柄であったこともあり、悪意のある対応はなされなかった。T氏 […]
粉飾の事実そのものを頑(かた)くなに認めようとしない堀江さんは、加えて、部下が勝手にやったことで自分はよく分らないとか、記憶にないとか申し立てて、シラを切り、とぼけています。果してこんなコドモじみた言い訳が通るものでしょうか。裁判官席から活発な発言をすることで知られている小坂敏幸裁判長も、このような対応に終止する堀江さんに対して、相当以上にイラついていたようです。 “それでは、あなたの言っているこ […]
****その11) 税理士会が登録申請用紙をなかなか交付しようとしなかったことに端を発し、いざ登録手続きに入ると、あれもこれもと盛りだくさんの趣旨不明の書類を用意させられた。いじわるである。やっとのことで全ての書類を準備して、登録手続きに税理士会へ赴くや、書面審査と申請書の訂正とに5時間もかかる始末であった。いじめである。 それでもともかく、登録申請書の受理はなされたのである。なんとかケチをつけて […]
堀江さんは、自ら関わったことについて弁解すべきところを弁明に終始し、自ら墓穴を掘っているようです。このような法廷戦術を勧めた弁護人の高井康行さんは、いわば墓穴掘りの介添人です。 もっとも、この2人の思惑は別のところにあるのかもしれません。堀江さんが罪に問われているのは証券取引法違反ですから、そこで規定されている罰則は最大でも懲役5年。実際の判決は3年前後に落ち着くことを見越し、執行猶予でもつけ […]