035 松田憲磨
- 2004.07.20
- 冤罪を創る人々
****2)松田憲磨
一、 広島国税局調査査察部統括国税査察官
査察部門に移る前まで、課税第二部(法人)資料調査課(俗にいう料調、ミニマルサともいう)課長。大木洋と並んで、マルサ捏造事件の中心人物。
ガサ入れ時の組合関連の捜査責任者。大木洋と共に架空のシナリオを創作し、検察庁への告発書類を、査察管理課長として決裁した人物。広島国税局査察調査部次長、福山税務署長を歴任した後退官し、平成12年、税理士登録。現在は下関市で税理士事務所をかまえている。
二、 平成5年9月28日、組合の増田博文氏他を尋問。
三、 松田は、悪質な脱税であると決めつけた上で、次のように言い放った、 ―
「素直に白状して、4億ほどの税金を直ちに支払うようにすれば、今なら許してやる。
このまま、脱税ではないと言い張ると、マルサが出動した以上、必ず告発することになるし、しかも告発すれば、100%有罪だ。
山根会計士の言うことを信じていたら、大変なことになる。犯罪人になった上に、孫子の代まで破産状態が続くだろう。」
四、 平成5年10月27日、午後1時から2時50分にかけて、松江市の山根ビル一階の島根総合研究所サロンにおいて、組合の人達6人と今後の対応策について話し合った時に、複数の組合員から明らかにされた事実である。まさに脅迫である。脅しあげて、嘘の自白を引き出そうとした松田憲磨について語るとき、組合員達は、そのときの状況を思い出したのであろう、恐怖に顔がひきつっていた。
一人の組合員の奥さんは、松田憲磨の恐喝に仰天し、文字通り腰が抜けてしまったという。
五、 平成8年3月6日、松田は、査察管理課長として、検察庁への告発書類の決裁を行っている。
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