山根治blog

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100年に1度のチャンス -8

 ウェルス・レポートと同じような富裕層マーケットについての調査が、より分かりやすい形で日本の証券会社グループによってもなされています(2008年10月1日、株式会社野村総合研究所(NRI)による富裕層マーケットの動向分析。以下、NRIレポートといいます)。  NRIレポートでも金融資産を取り上げているのですが、ウェルス・レポートとは異なり、金融資産のみに絞っており、商業用不動産、投資用不動産は含ま […]

100年に1度のチャンス -号外

 新聞の投書欄に、美人ならぬトンデモ総理を揶揄(やゆ)した、面白い替え歌が載っていました、-末期症状“しゃべりゃ失言  読ませりゃ誤読  歩く姿はバー通い -国民                                                 麻生首相さま” -和泉、ガンちゃん。(朝日新聞、平成20年11月29日号、「かたえくぼ」より)  たしかに今の総理大臣は失言の多さでは歴代総 […]

100年に1度のチャンス -7

 日本の国全体の純資産は、2年ほど前の平成18年末で、 -2,716兆円。 現時点で考えてもそれほどの変化はないでしょうから、概ね2,700兆円と見ていいでしょう。  この純資産2,716兆円の内訳を見てみますと、興味深いことが明らかになります。 ^^t ^cx” colspan=”2^(純資産2,716兆円の内訳) ^^ ^1.一般企業 ^rr^332兆円 ^^ ^2.金 […]

100年に1度のチャンス -6

 内閣府作成の国民経済計算(以下、経済計算といいます)によれば、平成18年12月末日の日本国の財務状況は次の通りです。仔細に検討すれば、相当以上に怪しげなシロモノですが、ここでは取り敢えず、この経済計算が正しいものであると仮定して話を進めます。 ^^t^cc” colspan=”4^日本国の貸借対照表 (平成18年暦年末現在)^^^cx” colspan= […]

100年に1度のチャンス -5

 話を、全世界が受けた1,000兆円の損害に戻します。とりあえずここでは、日本だけに焦点を合わせて考えてみることにいたします。  まず、日本が受けた損害についてですが、世界全体の10%、つまり100兆円と仮定します。イラク戦争で日本が既に負担したお金は、スティグリッツ教授の試算によれば30兆円でしたから、この金額を差し引いた残りは70兆円。ちなみに、この30兆円の負担は対外的には支払いが既に完了し […]

100年に1度のチャンス -4

 これまでの話をまとめてみますと、- +アメリカが中心となって引き起こした、2つのトラブル、イラク戦争と金融危機をお金の側面から見た場合、それぞれが500兆円、合わせて1,000兆円の損害を全世界に与えた、 +この1,000兆円の損害の内訳を見てみますと、イラク戦争によって、破壊するためだけに費消された「モノ」を300兆円とすれば残りの200兆円は、誰かが不当な利益として既にフトコロに入れた勘定に […]

100年に1度のチャンス -3

 この1,000兆円、一体どうなったのでしょうか。  まず、イラク戦争の500兆円について。  この500兆円の大半は、アメリカを中心とする欧米の軍需産業に流れたことは明らかです。お金の流れはこの通りですが、「モノ」についてはどうでしょうか。戦争という破壊行為ですから、イラク戦争に投入された多くの「モノ」は、イラクのインフラを壊し、多くの人々を殺したり傷つけたりするためだけに費消されており、単なる […]

100年に1度のチャンス -2

 このたびの世界的な金融危機に対して、その原因をつくったアメリカだけでなく、ヨーロッパの国々、あるいは日本においても、緊急対応策が次々と打ち出されています。さしあたっての応急手当てといったところです。リーマン・ブラザーズが経営破綻してからこの一ト月あまり、アメリカを始め、ヨーロッパ各国が打ち出した、金融機関への公的支援の額は、合わせて300兆円に達したと言われています。  現在の私の関心事は、この […]

100年に1度のチャンス -1

 このところアメリカの金融危機をきっかけにして、株価が暴落したり、円高が進行したりと、日本でもなんとも騒がしい限りです。中には100年に1度の危機だとか、日本が駄目になってしまう、つまり、日本が破綻の危機に瀕しているなどと声高に言い募っている人達もいるようです。  本当にそうでしょうか。愛してやまない私達の祖国は、そんなに脆(もろ)いものなのでしょうか。  私はそうは思いません。小さな島国ながらも […]

リーマン・ブラザーズの破綻

 三年半前、ライブドアがインチキ会社であることに気がつき、私のブログで指摘しました(“ホリエモンの錬金術”)。連載を始めてからのことですが、この怪しげな会社が拠点としていた六本木ヒルズに何回か足を運んだことがあります。私はヤジ馬根性が旺盛なものですから、一世を風靡している異形の詐欺師が、どんなところで仕事をしているのか、自分の眼で確かめたかったからです。1Fの案内板に記された、入居している会社名を […]

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