2011年6月

400年に一度のチャンス -24

***24.パラダイムの転換と新しい経済学の樹立①  これまで4回にわたって(「400年に一度のチャンス -20」「400年に一度のチャンス -21」「400年に一度のチャンス -22」「400年に一度のチャンス -23」)、時代の流れが大きく転換しようとしていることを述べた。パラダイム・シフト(転換)である。延々と踏襲されてきた社会の仕組みとそれを支えてきた人々の考え方そのものが、現実の社会の歪 […]

400年に一度のチャンス -23

***23.400年目の転機-世界②(市場原理主義からの訣別)  戦後の日本は、アメリカの軍事力の庇護のもとで、アメリカの経済を手本にして歩んできた。日本において驚異的な高度成長が達成されたのは、日本の自助努力も認められない訳ではないものの、主としてアメリカのバック・アップによるものであった。日本は経済大国になったことで有頂天になり、見せかけの繁栄を謳歌した。しかし長続きはせず、バブル経済が出現、 […]

400年に一度のチャンス -22

***22.400年目の転機-世界①(収奪経済からの脱却)  大航海時代。15世紀から17世紀前半にかけて、ヨーロッパ人が新航路・新大陸を発見し、活発な植民活動を、アフリカ・アジア・アメリカ等において積極的に展開した時代である。植民地主義的な海外進出が地球規模で行われた時代だ。  ヨーロッパ人からすれば、自分達の夢を大きく膨らませる“大航海時代”であり、新しい活動の拠点を求めての“海外進出”であっ […]

400年に一度のチャンス -21

***21.400年目の転機-日本②  1603年、徳川家康は、朝廷から征夷大将軍の宣下(せんげ)を受け、江戸に幕府を開くことになった。江戸が日本の政治の中心地として定められたのである。  以来400年、江戸は東京へと名前を変え、政治だけでなく、経済、文化の中心地となった。この傾向は、第二次大戦を経て、日本が高度経済成長を遂げ、GNP世界第二位の経済大国になった時に、ピークを迎えた。  日本はその […]