山根治blog

　道路特定財源をどうするか、とくに今年の３月３１日で期限切れになる、ガソリンとか軽油にかけられている暫定税率をどうするのか、について国会で与野党が激突し、最...

　この２兆円というトホウもない数字、実は国土交通省が私の地元で推し進めている、６，０００億円規模の治水事業の経済効果として公表されている金額です。前回お話し...

　２兆円という数字が何を意味するのか、あるいは国交省がインチキをしている（らしい）と断ずるのは何故であるか、とんでもないインチキのカラクリを述べる前に、現在...

　このように、私達松江市民の多くは、宍道湖（しんじこ）と中海という２つの汽水湖を有機的につないで、いわば扇の要（かなめ）となり、水郷松江にとって大きな役割を...

　これまで私達地域住民は、大橋川改修工事について国交省から説明を受け、何度となく話し合いをしてきました。実際に話し合いをしてみて痛感するのは、双方の話がスレ...

　テーマの背景についての説明はひとまず終え、２兆円という数字を何故インチキであると判断したのか、その説明に移ります。 　私が注目した公文書は、 『河川改修...

　費用便益の比率（Ｂ／Ｃ比率）は、粉飾された２兆円－１で説明しましたように、費用（Ｃ、コスト）と便益（Ｂ、ベネフィット）との比率です。国交省は、この治水事業...

　年便益（Ｂ－２）をもとにして、総便益（Ｂ－３）を導く計算式は次のとおりです。（『マニュアル』Ｐ．４１） bt： t年における年便益 r： 割引率（０．０４とす...

　国交省がこの治水工事の経済効果（つまり総便益ということです）として公表している２兆６５８億円が、実際にはありえない架空の数値であることを論証するのに、まず...

　水増したインチキの経済効果を堂々と公表し、治水事業を継続する根拠としているのは、斐伊川水系だけではありません。どうも国交省河川局が全国的に統一してゴマかし...

　Ｂ／Ｃの値が全国で最大の値を示している、宮城県の 白石川広域基幹河川改修事業 について、改めて考えてみることにしましょう。 　この河川改修事業では、費用...

　これまで私は、２兆円という数字が実際にはあり得ない荒唐無稽（こうとうむけい。この世の中でそんなばかなことが有るはずは無いということが分かりきっている様子、...

　前回行った推計計算によって、斐伊川水系の治水工事の経済効果として公表されている２兆６５８億円について、そのインチキの度合を推計したところ実に６４倍もの水増...

　これまで私は、斐伊川水系全体の経済効果について考えてきました。国交省が公表している２兆円という経済効果は、現実にはあり得ない架空の数字であることを示し、そ...

　前回の議論を踏まえた上で、次に、大橋川改修事業の経済効果を推計してみることにいたします。 　明治初年以来最大の洪水は、昭和４７年７月のものであったこと、...

　国土交通省がやっている公共事業については、５年に一度再評価をすることになっています。しかも、その際に、事業の投資効果の見直しが求められており、“原則として再...

　前々回の終りで触れましたように、私を含む多くの松江市民は、松江市の洪水のためであれば、なにも多額の税金を投入してまで上流に巨大なダムを造ったり、大がかりな...

　先週の号外で紹介した地元紙の記事は、重要な点で誤っているようです。“斐伊川・神戸川治水対策事業の審議では、上流部のダム、中流部の放水路、下流部の大橋川改修の...

　私達松江市民の多くが疑問を抱いてきた「大橋川改修事業」が、一転して中止に向かって動き出したようです。 　私がこのブログで取り上げている経済効果（費用便益分...

　地域住民に重要な情報を隠しつづけ、なんとか事業開始に持ち込もうとしているのが国交省出雲河川事務所です。私達地域住民が開示を要求している、たとえば、 洪水発...

　松江市当局は、国交省の大橋川改修計画に同意する見返りとして、街づくりを考えたり、時代錯誤としか思えない路面電車を思いついたりと、もっともらしい大義名分をつ...

　なにが何でも大橋川改修事業を押し通そうとしている国交省と、それに便乗して街づくりをしようとしている地元自治体。たとえて言えば、こんなところでしょうか。 ...

　８月３０日に行なわれた国土交通省出雲河川事務所との話し合いに、弊社主任コンサルタント山根治が出席し、意見を述べましたので、その旨お知らせいたします。 日時...