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今、何故 ハニックス工業か?-④ . はてなブックマーク  Twitter   2020-09-09

 脱税裁判(「冤罪を創る人々」参照)で、第一審の裁判官が、原則無罪としながら、脱税金額とされた中から一部だけ拾い出して有罪と認定し、私に対して懲役刑、組合に対して罰金刑を言い渡した。これが、控訴審でも上告審でも覆ることはなかった。
 各刑事裁判の判決日と、国税不服審判所の裁決日とを時系列で示せば次の通りとなる。
  1. 第一審判決日      平成11年5月13日
  2. 第二審判決日      平成13年6月11日
  3. 国税不服審判所裁決日  平成15年3月11日
  4. 最高裁決定日      平成15年9月20日

 最高裁の上告審について、主任弁護人であった中村寿夫弁護士は、上告趣意書と上告趣意書(補充書)を提出している。それぞれの提出日は次の通り。
  1. 上告趣意書       平成13年8月31日
  2. 上告趣意書(補充書)  平成14年9月9日

 上記1.と2.の文書の中には、当然のことながら平成15年3月11日の国税不服審判所の裁決は盛り込まれていない。不服審判所の裁決がなされた時点(平成15年3月11日)では、いまだ、最高裁の決定(平成15年9月20日)がなされていないからだ。国税不服審判所の裁決という無罪を立証する決定的な証拠がありながら、中村寿夫弁護士は文書の形で最高裁に提出していない。弁護人としての職務懈怠である。

 改めて、私に関する脱税事件(「冤罪を創る人々」参照)の第一審判決書(以下、判決書という)を取り出してみた。判決書は440ペ-ジにも及ぶ、膨大な量の公文書である。この中で脱税の有罪の根拠となった土地圧縮記帳戻入益と貸倒損失が、一体どのように扱われているのか確認した。

 まず、判決は一部有罪の理由として犯罪事実(刑訴法335条)を挙げる。判決が指摘する犯罪事実は、
『被告人山根治は、…益田市畜産協同組合(以下、組合という)の事実上の清算人として、…、被告人組合の業務に関し、架空の貸倒損失を計上するなどの不正な方法により被告人組合の所得を秘匿し、平成四年四月一日から同年五月二二日までの事業年度において、被告人組合の実所得金額が二億三四七五万六四九七円であるにもかかわらず、平成四年七月二三日頃被告人Aをして、欠損金額が二七一二万三六九二円で納付するべき法人税額はない旨の虚偽の法人税確定申告書を、松江市内から島根県益田市元町一二番一一号所在の益田税務署長宛に郵送させて同税務署長宛に提出させ、もって不正の行為により被告人組合の右事業年度の正規の法人税額五五七〇万七八〇〇円を免れた。』(判決書、7~8ページ。太字及び下線は筆者。)
とするものだ。

 改めて判決書が示した犯罪事実を吟味してみると、つっこみどころ満載のデタラメさである。
 デタラメさの最大のものは、対象とされた事業年度である。平成4年4月1日から同年5月22日までの事業年度といえば、国税不服審判所の裁決が、原処分庁である益田税務署長が行った課税処分を全て取り消し、それを受けた益田税務署長が、組合と私の納税義務と第二次納税義務の解除を行った、平成2年4月1日から平成5年3月31日までの事業年度の中の事業年度だ。即ち、納税義務が解除された事業年度である。

 なんのことはない。判決書がきめつけている正規の法人税額五五七〇万七八〇〇円を免れたもへちまもない。すでに私には、納税義務がなくなっているからである。前回
中村寿夫弁護士は、私に対して大嘘をついた』
と述べた所以(ゆえん)である。

 次に怪しげなのは、「証拠の標目」(刑訴法335条)だ。刑訴法335条によって、判決における必要的記載要件とされているものだ。判決書の10~15ペ-ジに記載されている。
 しかし、「証拠の標目」の中には、犯罪事実として示された、
『実所得金額が2億3475万6497円と、正規の法人税額5570万7800円』
算定した証拠が見当たらない。証拠の標目の中にないのである。この判決には、判決の必要的記載要件が欠けている。
 一体どうして算定したのであろうかと、「公訴事実の要旨」(判決書、22~24ペ-ジ)を見てもそこにも示されていない。
 ナント、判決書の終わりに近いところ(判決書370ペ-ジ)にようやく算定の経緯が示されていた。「証拠の標目」の中にないはずである。
(この項つづく)
―― ―― ―― ―― ――
 
ここで一句。
”そんなもの 要らぬ無罪の 請負人” -福岡、小把瑠都
(毎日新聞、令和2年9月6日付、仲畑流万能川柳より)
(“昭和37(1962)年4月1日(国税通則法制定日)以降の”脱税“犯罪は、全て冤罪。犯罪ではないものを犯罪に仕立て上げて断罪したのが国税庁と検察庁。冤罪捏造の犯罪集団である。脱税以外の犯罪(自然犯を除く、法定犯)についても無罪請負人ともてはやされている敏腕弁護士は、冤罪捏造集団の仲間うち、いわばガス抜きの役割り。”-松江のプ-タロ-)

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