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前代未聞の猿芝居-⑫ . はてなブックマーク  Twitter   2019-05-13

 
  1.  -承前。
     前々回の末尾に、筆者は、
    「社長夫人が、公判廷でバレバレの嘘の証言をせざるを得なかったのは、これまで述べてきたA社側の特殊な事情の他に、社長夫人が個人的に抱えている秘密事項があったのである。」
    と述べている。

     前回、筆者は、A社の専務の特殊な事情、即ち、A社からオーナー一族を追い出して自分がオーナー社長になるという野望(やぼう。大それた望み。-新明解国語辞典)があった事実について述べたが、A社側に存在するもう一つの特殊事情、即ち、A社のオーナー社長夫人に存在する特殊事情について明らかにする。

     社長夫人が抱えていた特殊事情とは何か。それについてはすでに、「前代未聞の猿芝居-⑩」の末尾で、筆者は、
    「社長夫人が個人的に抱えている秘密事項があった」
    と述べているが、具体的には何か、以下、明らかにする。

     社長夫人はこの10年ほどの間、松江市内の大手建築設計事務所の所長の特殊関係人(愛人)であった。この個人的秘密を知っていたのはA社の専務と山持昌之査察官であった。
     A社の専務は、オーナー社長夫人の誰にも知られたくない個人的秘密を脅しに使い、オーナー社長夫人を巧みにコントロ-ルしていた。オーナー社長が社長夫人の個人的秘密を知った場合には、社長夫人の座が吹き飛ぶことは明らかであったからだ。
     オーナー社長は長い間、死の病に伏しており、A社の日常業務ができず、自分のかわりに妻である社長夫人に社長の仕事を任せていた。オーナー社長夫人が、社長代行者であり社長然として振る舞っていた事実は、この10年以上にわたって、A社の内部だけでなく、外部においても広く認知されていた。

     社長夫人の個人的な秘密は、大手建築設計事務所を経営する一級建築士の特殊関係人であることだけではなかった。
     別個の個人的秘密が浮かび上がってきたのは、査察調査のガサ入れの当日、平成29年11月14日のことである。
     ガサ入れして押収してみたところ、ブツが出てこない。タマリ(脱税金で蓄えた資産のこと)がでてこないのである。
     7年間で、社長夫人と専務夫人の2人が、2つの百貨店から6億7千万円もの買い物をしていた事実は。局第2リョウチョウの内偵調査(国税通則法で定める調査手続を踏んでいない調査)(「前代未聞の猿芝居-⑧」) によって判明している。
     しかし、2人が大量に購入した宝飾品・ブランド品のほとんどが、ガサ入れ当日、会社にも、社長の自宅にも、専務の自宅にも存在していなかったのである。

     査察官が、オーナー社長に6億7千万円を突き付けて問い質しても、社長は何のことか全くわからず
    「全く知らない」
    と言い張るばかりであった(「前代未聞の猿芝居-⑧」)。

     加えて、存在するはずのタマリがガサ入れで出てこない。筆者が、
    「通常の査察調査ではまずありえないことであった」(「前代未聞の猿芝居-⑨」)
    と述べたのは、社長が頑として否認したことに加えて、存在するはずのブツ(タマリ)が出てこなかった事実を踏まえたものであった。

     ガサ入れ当日、査察調査の現場責任者である花井茂総括主査が、同じく現場責任者である青木利幸と山持昌之の両名に対して、
    「これではA社を脱税で立件することはできないのではないか」
    と耳打ちしたのは、社長の強硬な否認とブツ(タマリ)がでてこない現実に直面したからだ(「前代未聞の猿芝居-⑨」」)

     花井茂総括主査の忠告を無視した青木利幸総括主査と山持昌之主査の二人は、ヌラリクラリと言い逃れをしているオーナー社長夫人が、社長代行者であり社長然として振る舞っていたことを見極めた上で、タ-ゲットをオーナー社長夫人一人に絞った。
     ここから、山持昌之主査による社長夫人に対する虚偽の自白の強要作戦が開始されることになった。文書による7回にわたる出頭要請(「前代未聞の猿芝居-⑩」)と逮捕をチラつかせた調査協力の強要(後述)である。
     全ての事情を知っている社長夫人をシメ上げて、冤罪のスト-リ-に合うような虚偽の自白をさせる、自白の強要作戦が開始されたのである。
(この項つづく)


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